どうなる介護報酬改定?居宅介護支援事業所の行方? ~ケアマネ必要コラムvol.3 from みどり通信~
これまで介護事業者の中には加算の算定から敢えて避ける風潮がありました。
それは、加算の算定によって利用者の自己負担が増加することや、担当のケアマネジャーが加算の算定の少ない事業者を優先とする傾向があったことなどが理由です。しかし、これは、基本報酬だけで事業の継続が出来た遠い過去の時代の考え方です。令和六年度介護報酬改定において、基本報酬の引き上げが叶わなかった現実から、これからの収入確保は加算算定が重要なテーマとなっていくことが明らかになりました。
そもそも加算とは、国が介護事業者に求めるハードルに報酬をつけたものです。加算をより多く算定する事業所は、国の従ったレベルの質の高い事業所と評価されます。加算算定が出来ない事業所は、国の求めるレベルに達していない質の低い事業所だという事を理解する必要があります。
令和6年度介護報酬改定においては、加算の算定が明暗を分けていきます。今回の報酬審議においてメリハリという言葉が何度も語られました。今回はメリハリの改定です。
どこかを引き上げたら、どこかを引き下げる。これがメリハリです。今回の加算算定では、同じサービス内での二極化が拡大します。
引き続き、居宅介護支援事業所にお勤めのケアマネジャー向けに有意義な情報を発信していきます!
どうぞよろしくお願いいたします。